「予習」は必要ですか?

いつから私たちは、ライブに足を運ぶ前に「予習」をするようになったのだろうか。

発売前のアルバム音源を生で楽しんでみたり、はたまたライブを切っ掛けにしてアルバムを購入したり。

そうした楽しみはいつの間に失われてしまったのだろう。

殆どのアーティストは言う。

「アルバムを引っ提げてのツアーを行うので、しっかり聴き込んでくださいね」、と。

収録曲の大半を演奏するので、予め聴いておいた方がより楽しめる筈。

演奏する方も、それを楽しむ方も、そうすることがベストと信じている。

でも、本当にそうなのだろうか。

敢えてアルバムの世界観に触れることなく、真っ新な状態で楽しむのもまたライブに足を運ぶ醍醐味じゃないのか。

こんなことを考える私は少数派なのか。


私がまだ若かった頃、興味のあるアーティストのライブには積極的に足を運んだ。

大抵の場合が予備知識ゼロで、それでも楽しませてくれるのがプロのライブと信じていた。

以前のように気軽に足を運べなくなった今でも、そうした考え方は変わらない。

例え相手がアイドルであっても、積極的に聴き込むことはしない。

せいぜいさらっと耳を傾ける程度。

当然、「お約束」の類は嫌いである。

自然発生的なものならまだしも、半強制的に「この曲の時はこうする」的なことを言われた日には「だから、どうした?」と言い返したくもなる。

まして事前予習を必要とするものに対しては「軽く確認する程度」。

きっちりマスターする気はさらさらないし、それが出来ないからといって他人にとやかく言われる筋合いはない。

幸い、そうした「馬鹿者」に遭遇したことはないが、万一出会ったとしても「馬鹿だな、君は」と心の中で侮蔑するのだろう。


で、明日は久し振りのライブである。

一応アルバムは購入済だが、軽く耳を傾けた程度。

じっくり聴き込まなくとも十分楽しめるのだ。

こんな私は、それでも協調タイプ。

自己主張だけは相当強いらしい。



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