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心が貧しい人

私が参加しているコミュニティに、こんな投稿があった。

雨の日はそれでなくともバスの運行が遅れる。

せめて小銭の用意ぐらい事前に行っていれば、スムーズに降車が済むのではないか、と。

若しくは予めICカードにチャージをしろよ…というのがその人の言い分だが、その言い回しに不快感を覚えたのは私だけではないだろう。

たまたま小銭を持ち合わせていないことは誰にでもあることだし、事前に両替したくとも出来ない状況もある筈。

特に満員状態のバスであれば、両替機の前に行くだけでも一苦労だ。

だったら、降車時に両替するしか術はない。

そういった事情を一切無視して「小銭の用意ぐらい事前に行っていれば」と批判するのは如何なものか。

ICカードのチャージも同様で、全ての利用客がICカードを利用しているとは限らないのだ。

確かにあのカードは便利だけど、そういった決済方法を嫌う人も少なくないし、強制されて持つカードでもあるまい。

「チャージしろよ」と言われたところで、余計なお世話である。

ま、こうした言動が若者からなされた場合は「今にわかるよ」と聞き流すことも出来る。

問題はそれなりに人生の経験を積んだ筈のアラフィフ世代がこういった言動をしていることだ。

効率的に動きたくとも動けないこともあろう。

ICカードの存在自体を知らない人も存在するだろう。

自分の常識だけが全てではないし、世の中には色々な考え方の人がいる。

そういった事柄に目を向けることもせず、一方的に「バスが遅れるのは、小銭を用意しない乗客のせいだ」と罵るとは…。

こうした言動に接することは悲しい。

せめて「気持ちに余裕のない、哀れな人なのだ」と己に言い聞かせることでざわついた心を宥めることにしよう。

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