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名前に纏わる話

自分の名前は嫌いだった。

漢字は兎も角、音の響きが平凡過ぎて、嫌いだった。

余談だが、旧姓もまたありふれている。

だからだろうか、ハンドルには拘りがあるし、出来るだけ奇抜にしたいと思う。

ところが、ある出来事を切っ掛けに自分の名前が好きになった。

私がとても好きなアイドルがいて、彼が担当するラジオ番組にて或る女性の名前が呼ばれたのだ。

勿論、本名ではない。

けれど、そのラジオネームからは本名を推察することが出来た。

そう、私と同じ響きの名前。

ありふれた名前だからこそ、こうした偶然に遭遇出来た。

面識もないアイドルに名前を呼んで貰える機会はそうそうあるものじゃないのだ。

然も彼はこう言ったのだ。

◯◯りん、ありがとう…と。

私は初めて、名付け親である祖父に感謝した。

さて、そんな私の名前であるが、実はちょっと変わった漢字を使っている。

と言ってもキラキラネームでは無い。

偶々旧字体を使っていたのだ。

それもマイナーな。

櫻のように多くの人が知っている自体じゃないので、役所の担当者は「そんな漢字は存在しない」と一度は突っ撥ねたとか。

その態度に激怒した祖母、何と辞書を突き付け、「ちゃんと辞書に載っているのに、それでも存在しないと言えるのか」と抗議をしたと聞いている。

ま、そのお陰で現在の名前があるのだけど。

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