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「グレー」な人々。

声高に「不正はいけない」と呼びかける人に限って、案外自分には甘々な傾向が強いのは何故だろうか。
勿論、そうではない人が少なからず存在することは知っている。
他人に厳しいのは言うまでもなく、自分に対しても厳しい姿勢を貫き通すが故に賛同者も多いだろうし、その潔癖さに息苦しさを感じる人もいよう。
何れにせよ、そういったタイプの人が「不正はいけない」と呼びかけた日には「確かに、あの人の言うとおりだ」と納得することが出来る。
しかし、他人には厳しい癖に自分には大甘な人が同様の発言をすれば「どの面下げてそんなことが言える?」と突っ込みを受けるのが関の山。
尤も、当の本人はそんなことなど全く気付かず、似た者同士で盛り上がっているのだけど。
ところで、何故そんなことを感じたかといえば、偶然目にした某ファンブログで気になる言動を見付けたから。
曰く、「ライブチケットを入手するには人脈が必要」。
その真意は推測するしかないけど、恐らくは「名義貸しをしてくれる人」「「同伴者として自分の名前を書いてくれる人」を出来るだけ多く確保することと私は理解した。
というのも、事前予約の段階で申し込めるのは1回×3会場(今年の場合)のみ。
それとは別に同伴者枠を利用出来るが、こちらも利用出来るのは1回×3会場のみ。
何れも同伴者の氏名(会員であれば会員番号も)が必要だから、「人脈が必要」と言い切る程の話ではない。
強いて言うなら「会員である友達が必要」。
百歩譲って、年会費をあなた自身が負担し、会員名を自分の友人(もしくは家族)とした場合でも、確保できるのはたったの1名。
より多くの仲間と楽しむのが理想ではあるが、少なくともライブチケットに関して言えば一人が限度。
それ以上の「人脈」を活用するということは…そういうことだよね?
基本的に「御一人様」で出かける私だけど、特に「予め同伴者の氏名を明記」する必要がある場合は迂闊に誰かを誘ったりはしない。
それこそ「這ってでも参加する」気持ちのある人でなければ怖くて誘えないし、そこまでして一緒に来る友達がいるとも思えない。(可能性のある友達がいれば、流石に私も声をかける)
原則、「記名者以外への譲渡は禁止」のチケットを誰かに横流ししようとは思えないのだ。(これが無記名であれば、1枚ぐらい予備に確保してもいいとは思う)
ただ、実態は違うんだよね。
事情はどうあれ、宙に浮いたチケットを第三者に譲ることなど日常茶飯事。
オークションサイト等で販売さえしなければ不正ではない…と本気で考えているから、そういった行為が後を絶たないのだろう。
そうでなければ「チケットを入手するには人脈が必要」と言い切る輩が出てくる筈もない訳で。
いっそのこと、身分証明書持参でなければ入場不可としてくれれば、「グレーな人脈」を持たない者たちも随分と救われる。
近い将来、そうした日が来ると私は信じている。